第三回 こぶしの家プロジェクト  〜壁中塗り・三和土(たたき)〜

2004年7月31日、8月1日

●中塗り編

 

前年に荒塗りをした壁の上から塗り重ねます。

 

まず「コテ返し」の練習から始まりました。

これが難しく、なかなかコテに土がのりません。

 

しばらく練習していよいよスタート!

今回も大勢集まり、壁の上と下から同時に塗っていきました。

 

今回も左官職人の加藤さんにご指導いただきました。


 

この時小学6年生だった寛くんは誰よりも

「コテ返し」の練習をしっかりしてから、

壁塗りに臨んでいました。

その成果が塗りにもあらわれ、加藤さん

褒められていました。

何事も基本が大事ですね!


みんなが塗った後を追って、加藤さんが

ほうき引きをしていきます。


〜休憩〜

縁側っていいですね。

新鮮なトウモロコシを差入れにいただきました。


●三和土(たたき)編

 

(1)まずは土づくり。土塊をほぐし、そこに石灰と苦汁(にがり)をまぜます。

    これがたたきを「三和土」と書く所以でしょうか。

    混ぜ合わせるのは機械を使いつつも、かなりの力作業でした。


 

(2)混ぜた土を土間へ運んでならします。

 


 

(3)足で踏み固めます。ダイエットに良さそうです(笑)

    靴の溝に土がめりこむので、ビニールをかぶせたりと工夫をしました。

 

 

頑張って踏み固めすぎて、後で右の玄関敷居がずれてしまっていたことに気付きました・・・


 

 

無駄のないチームワークで(1)〜(3)を繰り返します。

 

 

(4)叩き棒で力いっぱい叩きます。打ち付ける音がリズミカルに響いていました。

    手も痛いけれど黙々と叩き続けます。

 

(5)仕上げ。水で湿した後表面をなめらかにならします。叩きと同様、根気のいる作業です。


働いた後のさわやかな笑顔で、記念撮影

 

 

 

 

写真:伊郷吉信

山村咲子