■今までのプロジェクト
●古民家移築
●第一回 小舞下地つくり〜第二回 荒壁塗り
■こぶしの家プロジェクトとは?
東京に在住の小畑さん夫妻は、以前から北軽井沢の地を第二の生活の場とし、
工房を兼ね備えた住まいを作りたいと考えていました。
奥さまはいろいろな人達と機織りや手染めを楽しめる場を、ご主人は木工塾を
設けたいと考えていました。
浅間山を南に望む土地が見つかったのと同じ頃、岩手でその使命を終えて解体
を待つばかりの茅葺き民家がありました。その民家をこの土地で再生すること
になりました。
さらに、白いこぶしの大木も移植することになりました。
その木は、近くの農 家の敷地整備に伴い、切られる運命にあったものです。
こうして、多くの協力をもとに「こぶしの家プロジェクト」が始まりました。
小畑さん夫妻は、再生移築されるこぶしの木と民家を自分たちの人生に重ね合わせ
ているようにも思えます。新たな場に残った人生を求める気持ちが、それらに投影
されてなりません。
このプロジェクトは小畑さん夫妻の私的な思いから始まりましたが、その過程で
多くの人と共に学び考えたいと思います。
今なおゆっくりと続く「こぶしの家プロジェクト」に御協力ください。
文:伊郷吉信 (編集:山村)